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2025/11/03 22:33
こんにちは。
ゆきやまと農場の村山です。
文字にすると簡単なことなのですが、自分のなかでは、なかなかハードルの高いことでした。
先祖代々、この地で農業を行ってきた村山家の「何も知らない跡取り息子」として帰ってきた頃から、本当の意味で皆さんに「一人前の大人」「意見を聴くに値する人物」と認めていただけたのかな、と実感する時間となりました。
非常に、しっかりとお話を聞いていただき、建設的なご意見をいただきました。
いただいたご意見をしっかりと受け止めて前に進めていきたいと思います。
皆さん、ありがとうございました!(集落の方は見てないと思いますが笑)
ここからは蛇足、自分の想いです。
こちらに帰ってきて10年になりますが、多くの集落内の役員をこなしてきました。
本業である農業の方も人一倍頑張ってきましたし、双方ともに目に見える成果を出してきました。(農業の方は、まだまだこれから本番ですが!)
周りの、理解ある先輩からは「頑張りすぎ」くらいに評価いただいており、ありがたいです。
一方で「当たり前」の基準が高くなっていってしまい、次々に新しい役員や仕事を任される機会が増えてしまいました。それは、少なからず本業や家族との時間を侵食してきました。
僕はこの10年で、そういう環境の中で、あえて人一倍、人二倍の勢いで集落のために力を注いできました。
本業がある中で、それは簡単なことではありませんでした。
今回の提案に至っては、100%自分の事業のためのわがままでもありました。
集落にとって存在価値のある人間でなければ、みんな、本当の意味で話を聞いてはくれません。
どこの世界でも同じことだと思いますが、グループの中で価値を提供できない者は、存在価値がないのと同義です。小さな子供を除いては。
そういった意味で、何も知らない村山家の跡取りぼっちゃんだった自分の要望(わがまま)を集落の皆さんが真摯に考えてくださり、対応していただいたことに、そういう段階を超えてこれたことを感じることができ、それこそが僕にとって大きな収穫でした。
引き続き謙虚に、本業とのバランスよく、思い描いているビジョンに沿って一歩一歩、頑張っていきたいと思います。
最近は、機械の片付け、精米作業に追われております。週末は家族サービスで旅行にも出かけています。
この冬は読書の時間を多く取りたいなと考えております。(尊敬する岸校長の背中は遠い!!)
それではまた。
季節の変わり目ですので、皆様どうぞご自愛くださいませ。
ゆきやまと農場 村山 周平